【看護学校の疑問】看護学校で学ぶ『実技』は授業でどれだけ身につくのか

看護
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こんにちは、ハラミです!!

気付いたら最後の更新から4か月経ってました!!!笑

終わらない期末テストや課題・バイトに追われている内に、ブログを書くメンタルを失ってたみたいです・・笑 

 

久々の更新となる今回は、看護学校に入学して分かった、学校の授業で身につく実技レベルの実際について書いていこうと思います!

このブログの執筆者

結論 : 授業だけで実技は身に付かない?

結論から言いますが、

看護学校の授業だけで実技が身につくかと言うと、全く身につきません

僕は3年制の専門学校に入学しているため、4年生の大学であれば変わってくるかもしれませんが、恐らく大きくは変わらない気がします。

授業で実技が身につかない理由

授業で実技が身につかない理由はシンプルで、

1つの実技に費やす授業が1回きりだからです。

言い方を変えると、前回習った実技を授業内で復習するということが基本的にはないということです。

その理由は、看護学校のカリキュラムは実習が大きなボリュームを占めており、復習できるほど授業数に余裕がないからです。

なので実技であろうが座学であろうが、基本的に授業を使っての復習の時間はないと考えて下さい。

具体的にどういう状況か説明すると

  • 〇月〇日 実技Aを習う(初めてすぎて全然分からない…)
  • 2週間後 実技Bを習う(Aの実技1回しかやってないのにB!?)
  • 4週間後 実技Cを習う(AもBも全く覚えてない…その上C…)

という感じで、授業だけだと混乱するだけで、全く身につきません!

わざわざ復習しなくても実習中に身につきそうだから大丈夫じゃないの?

先ほども言った通り、看護学校はカリキュラムの多くを『実習』に割いているので、もしかしたら

「わざわざ復習しなくても、実習中に自然に身につきそうだから大丈夫じゃないの?」

というイメージを持っている人もいるかもしれません。

答えはNOです!

その理由は以下の3つ。

  • 実技には認定試験がある
  • まだ身についてない技術は本番でも使えない
  • 受け持ち患者さんによっては特定のケアしかできない

実技には認定試験がある

実技にはそれぞれ認定試験というものが設定されています。看護学生は、3年間(4年間)の間にすべての認定試験をクリアして認定を貰わないと卒業できません。

そして認定には学校で受ける認定と、実習中に受ける認定の2種類があります。

つまり、実習に臨むより前にクリアしなければならない認定もあるので、実習中に身についたとしても遅いということです。

まだ身についてない技術は実習でも使えない

実習に参加すると嫌でも分かりますが、実習中は本当に緊張します。

慣れない場所・怖そうな看護師さん・初めて会う患者さん、緊張する要素満載です。

そんな状況で看護師さんに、「~できる?」と聞かれた時、それが自信のない手技だった場合、「できます」と答えられる人は少ないと思います。

そしてそれを聞いた看護師さんは「自信のない学生にやらせる訳にはいかない」と判断するはずです。

させてもらえない=身につかないということですね。

受け持ち患者さんによっては特定のケアしかできない

僕は1年生の実習で要介護5(最も重度の介護状態)と言える状態の患者さんを受け持たせてもらったので、1年次に習った実技はある程度本番でも行うことが出来ました。

しかしそれを先輩に伝えたところ、「〇〇も△△もやったことないんだよね」と言われたことがあります。

つまり受け持つ患者さんや配属部署によって、実施できる手技が偏るということです。

実習中に身に着けたくても、そもそも行う機会がなければ、身につけることは出来ないですよね。

実技を身につけるための対策

以上をまとめると

  • 授業で復習の時間は設けられない
  • けれど認定はある
  • 実習でも不安のある手技はさせてもらえない場合がある
  • 患者さんによって行える内容が偏る

ということで、なんの対策もなかった場合パニックになるのは明らかですが、僕の学校では練習不足の対策として、決まった曜日の放課後に実技室を開放して、実技の復習の時間が出来るようにしています。

恐らく多くの学校がこのスタイルをとっているんじゃないでしょうか。

この時間は先生が実技室に滞在してくれるので、分からない部分や曖昧な部分をじっくり聞きながら復習することが出来ます。

ここで大事なポイントは、実技室開放は放課後なので、参加も自由ということです。

つまり何が言いたいかと言うと、実技が身につくかどうかは完全に自分次第ってことです!

良く言えば自主性の尊重、悪く言えば投げっぱなしですね笑

僕は教員時代を含め鍼灸の専門学校を8年間経験していたため、このギャップにはだいぶ驚きました。

鍼灸専門学校の場合、実習のボリュームがそこまで大きくないので、基礎科目(解剖学など)も実技もゆっくり丁寧に進みます。

座学であれ実技であれ、繰り返してこそ身につくものなので、授業で何度も復習するのが当然というイメージを持って看護学校に入学したんですが、ギャップがありすぎて慣れるまで大変でした、、笑

まとめ 自分で時間を作って練習しよう

看護学校は実習がとてもとてもボリューミーなので、カリキュラム的に授業内で復習の時間を設ける余裕がありません。

なので恐らくほとんどの学校で、放課後の実技室開放が行われているはずです。

しかしあくまで自主参加なので、日頃のモチベーション維持が大切になります。

放課後になった途端教室を飛び出して遊びに行く子を見たら自分も帰りたくなるもんですが、そこはぐっと堪えて週1回でも頑張ってみましょう!

たった週1回でも、『認定試験』や『実習』の直前だけ練習する子と比べたら、その技術には明らかな差が出ます!

そしてその練習してきた実績は、絶対に実習で大きな助けになってくれます!

実習は分からないことだらけでパニックになりますが、実技は練習さえしていれば落ち着いて行うことができます。

『何もかも自信がない』って状態が一番恐ろしいですからね…笑

 

遊びに勉強にバイトに大忙しの看護学生ですが、少しの時間を有効活用して、実習を有利に進めましょう!

ではこの辺で!!! 

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