どうも初めまして、ハラミと申します。
2020年3月まで鍼灸師として治療院や専門学校で勤務していましたが、
2020年4月に社会人として看護専門学校に入学しました。
今回は、鍼灸専門学校と看護専門学校の両方を知ったことで
鍼灸学生も看護の教科書を読んだ方が良いということに気づいたので、
そのメリットをお伝えしたいと思います。
このブログの執筆者

看護の教科書ってどれのこと?
今回オススメしたい本は
≪系統看護学講座 専門基礎分野≫
人体の構造と機能[1] 解剖生理学 です

えっ、解剖生理なら
鍼灸の教科書があるよ?

確かにそうだね、
けど、この本は本当にオススメだよ
おすすめポイント① 解剖生理がセットになっている
鍼灸で使われている解剖と生理の教科書は2冊に分かれていて、
それぞれの内容は細かく書かれていますが、
2冊に分かれているがゆえに「流れを理解しにくい」という
欠点があります。
その点、看護の解剖生理は1冊で構造と機能を順序立てて
見ることができるため、
全体の流れを理解しやすい作りになっています。
おすすめポイント② CGイラストで見やすい
鍼灸の教科書の挿絵が手書きイラストなのに対して
看護の教科書の挿絵は綺麗なCGで描かれているため、
視覚的に見やすいというメリットがあります


確かに鍼灸の教科書の挿絵は
ちょっと見づらいと思ってた!

ただでさえ苦手意識を持ちやすい科目なんだから
見やすい教科書の方が絶対に良いよ!
おすすめポイント③ かゆい所に手が届く解説

一番オススメしたいポイントがこれ!
看護の教科書を見て驚いたのが、
「その機序が知りたかったんだ!」というポイントを
その都度わかりやすく説明してくれる所です。
例えば血圧調節の話で、
①臓器に血液が必要な時、その臓器へつながる動脈は拡張する
②臓器への血液供給が不足している場合は動脈を収縮させて血圧をあげる
という2つの反応があります。

血液を送るために血管を拡張させたのに
足りなかったら収縮するの?
なんか矛盾してる気が、、、

正直ここの理解があいまいな人は
結構多いと思うよ
結局、血液を多く送るために血管は拡張するの?収縮するの?
この疑問にも、看護の解剖生理では丁寧に解説してくれています。
矛盾するようにみえるが、血液需要の増加した臓器へ行く動脈は拡張させたまま、
ほかの臓器に行く動脈を収縮させるのである
専門基礎分野 解剖生理学 人体の構造と機能①
実はこれ、鍼灸専門学校で教員をしていた時、
いくつもの解剖生理学書を漁ってやっと見つけ出せたというくらい
他の本に載ってないんですよね。
それが看護の解剖生理にはさらっと書いてあったんですから
めちゃくちゃ衝撃を受けました。
他にも、分厚い本に難しく書いてある内を分かりやすく噛み砕いて
説明してくれているものが何個もあって、
教員時代に知りたかった!と思わずにはいられない充実度です。
おすすめポイント④ 安い!!!!
シンプルに、安いです!
皆さんご存じの通り医療系の本って高いんですよね 笑
漫画本くらいの厚さで数千円するのが当たり前の世界です。
けれども、できれば安く良い買い物をしたいですよね。
その点においても看護の教科書はコスパ最強です!
先ほども説明した通り、この教科書には
分厚い本を漁ってやっと出てくるような内容がわんさか盛り込まれています。
軽く1万円を超える内容が3,800円(税抜)で買えるというのは
さすが教科書、と言わざるを得ません。
終わりに
いかがでしたでしょうか。
今回は、鍼灸師にこそオススメしたい看護の教科書のお話でした。
文中でも述べたように、解剖生理は学習ボリュームも多く、
苦手意識を持ってしまう学生さんが多い科目です。
けれどそれは、わかりやすい教科書に出会うだけで変わるかもしれません。
解剖生理は理解できればものすごく楽しい学問です。
ぜひこの機会に、看護の教科書を手に取ってみてはいかがでしょうか。
ではこの辺で!