【看護学生】基礎看護学実習Ⅰ(後期)終了!実習では何をする?どんな練習が必要?何を準備するの?

看護
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こんにちは、ハラミです。

先日、基礎看護学実習Ⅰ(後期)が終わりました。

緊張・緊張・緊張の1週間でしたが、非常に勉強になり、モチベーションが高められた1週間でした!

 

今となっては楽しかったと思えた実習でしたが、始まる前はどんなことをするのか先輩に聞いても先生に聞いてもざっくりしたことしか言ってくれなかったので、物凄く不安でした。

学生一人ひとり、出会う患者さんが違うのは分かりますが、なんかみんな言うことがぼんやりしてるんですよね。

なので今回は、今後実習を受ける学生さんが実習内容をイメージしやすくなるように

「実習でどんなことをしたのか」

「どんな練習が必要なのか」

「何を準備する必要があるのか」

といったことについて書いていきたいと思います。

 

このブログの執筆者

 

基礎看護学実習Ⅰ(後期)とは

基礎看護学実習Ⅰ(前期)は、病院の環境を観察したり、患者さん・看護師に環境に関してのインタビューを行うといった、環境調査を目的とした実習でした。

それに対して後期からは、受け持ち患者さんを割り振られ、実際の援助を行うことになります。

 

どんな患者さんを受け持つのか

皆さんが気になる部分がここだと思いますが、結論から言うと、

自立度の高い方から低い方まで様々です。

 

最初の受け持ち実習ということで

先輩A
先輩A

自立度の高い患者さんばっかりだよ

先輩B
先輩B

最初の実習なんて全然大したことないよ!むしろ詰所にいる時間が多くて苦痛だった、、

先生A
先生A

最初だからできるだけコミュニケーションがとれたら良いね!とにかく楽しんできて!

といった感じの情報が入ってくることが多かったので、事前学習としては、自立度が高い患者向けの練習をする同級生も多かったです。

 

が、その情報は鵜呑みにしない方がいいです

 

僕の受け持った患者さんは、

90代 / 要介護5 / 傾眠傾向 という状態の方でした。

常に浅い睡眠状態で、大きな声で声掛けをすると開眼しますが焦点はあっておらず、問いかけに対しても反応が鈍く、反応したとしても内容に関わらず頷くのみ、といった様子。

分かりやすく言ってしまうと、自力では何もすることが出来ない状態の方でした。

 

ハラミ
ハラミ

話が違う、、、

 

こんなパターンも実際にあるので、「そんなに準備しなくても大丈夫でしょ」と安心しないことをオススメします

ほんとに!

 

実施した援助の内容

今回の実習で行った援助を、以下にまとめました。

  1. バイタル測定・・・床上or車椅子で実施
  2. 陰部洗浄・・・・・おむつ交換と一緒に実施
  3. おむつ交換・・・・陰部洗浄と一緒に実施
  4. 清拭・・・・・・・床上。寝衣交換と一緒に実施
  5. 寝衣交換・・・・・清拭と一緒に実施
  6. 洗髪・・・・・・・床上で実施
  7. 足浴・・・・・・・車椅子で実施
  8. 車椅子移送 (移乗は看護師が実施)
  9. ストレッチャー移乗、移送

見てもらうと分かる通り、1年生で習う援助技術は一通り実施しました。

そして実施する際も、患者さんの負担を減らすため、複数の援助を連続して行うことが多かったです。

日によっては、おむつ交換陰部洗浄➡清拭➡寝衣交換 という流れで一気に行うこともあったので、連続して技術を実施する練習はしておいた方が良いと思います。

また、最初の実習だからといって自立度の高い方向けの方法ばかり練習するのではなく、様々な状態を想定して練習しておくことをオススメします。

僕の場合、授業では自立度の低い方(重傷者)向けの技術を習っていましたが、「実際こんなの最初の実習で使わないでしょ」と自主練では自立度の高い方向けの練習ばかりしていたのが完全に裏目に出ました、、、

個人的に特に苦労したのは、バイタル測定と洗髪です。

(僕の学校では1年生は電子血圧計を使わないので、アネロイド式で測定する場合の話になります)

バイタルは仰臥位での測定ばかり練習していたのですが、車椅子に座った状態での血圧測定は、難易度が段違いでした。。。

肘屈曲位・前腕回内位・上腕下垂位となるので、マンシェットは巻きづらいし、上腕動脈は触知しづらいしで、びっくりするくらい苦戦します。

多分みなさんも仰臥位か坐位で台に腕を置いて測定するかで練習することが多いと思いますが、いざという時のために車椅子上での測定も練習しておきましょう。

 

また、最初の測定は緊張や不安はもちろん、正常値から大きく外れた患者さんの血圧の関係で上手く測定できないと思います。

なので最初の報告の際に「普段のバイタルはいくらくらいですか?」と看護師さんに聞いておいて、次でそれを活かすと良いと思います(できれば実施前に聞いておくのがベスト)

  

洗髪に関しては、一番「さすがにベッド上でしないでしょ~」と思っていたので、焦りました、、

洗髪台だけでなく、床上でもしっかり練習しておきましょう!

  

実習に必要な物品

実習に持って行った物品は次の通りです。

  1. 聴診器
  2. ナースウォッチ
  3. ノート、ペン
  4. 記録用紙

 

腕時計よりはナースウォッチがおすすめ

ナースウォッチは学校によっては入学時に購入するのかもしれませんが、僕の学校ではそういうことはなかったので、自分で探して購入しました。

看護師さんたちを見ていると、ナースウォッチを使う方や、アルコールジェルのホルダーの肩紐に腕時計を巻き付けている方など色々でした。

腕時計でも大丈夫ですが、個人的にはナースウォッチがオススメです。

理由は、ポケットの中でかさばらないからです。

実習中はポケットの中にノートやら聴診器やらを色んなものを詰め込むので、ポケットの中がパンパンになります。

そんな中少しでもポケットをすっきりさせようと思ったら、ナースウォッチの方が小ぶりで、かつポケットにクリップで固定できたりするので、「時計どこだー!!」ってなることが少なくなります。

 

ノートはストラップを付けられるリング型が良さそう

実習中は患者さんの情報をノートに書くことになりますが、注意しないといけないのがノートの置き忘れです。

患者さんの個人情報に関わるものなので、もし忘れてしまうと重大なインシデントになります。

そこでオススメなのが、ノートにスプリング式のストラップを付ける方法です。

ストラップでポケットとノートを繋いでおけば、置き忘れる心配がありません。

なので、ノートはストラップが付けられるリング型が良いと思います。

ストラップは100円均一ショップで売れているので、ぜひ買いましょう!

 

記録用紙の入れ物は中が見えないようなものを

実習で行った内容などを書き込む記録用紙も、患者さんの個人情報につながります。

たびたびある空き時間を使って書き込むことになるので、出し入れが簡単なクリアファイルに入れたくなりますが、これも個人情報に繋がるため、必ず中身が見えないような入れ物を用意しましょう。

 

まとめ

今回は、実習の記憶が新しいうちに、自分が行った援助やそのための練習方法、当日の準備物についてお話ししました。

もちろん学校や病院によって設備や方法も違ってくるとは思いますが、共通する部分もあるはずです。

今後も実習のたびに内容を報告していく予定なので、ぜひチェックしてもらえればと思います。

しっかり準備して、充実した実習生活を送りましょう!

ではこの辺で!

 

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