どうも、ハラミ(@harami_blog)と申します!
僕は27歳の時に看護専門学校の社会人入試を受験し、看護学生になりました。
現在は看護学生や鍼灸学生に向けたブログを発信しています。
この記事を見つけた方はきっと僕と同じように社会人から看護学生を目指している人で、合格の為のヒントを探している方だと思います!
同じように苦労してきた社会人として、受験する皆さんには本気で全員合格してほしいと思ってます。
なので今回は、自分が看護学校の社会人入試に合格した時のことを思い出して、
- 願書、小論文、面接に関してどんな準備を行っていたか
- 実際の面接で何を聞かれたか
という点についてまとめてみました!
これから受験しようとしている方、特に社会人はぜひ読んでみて下さい!!
このブログの執筆者

願書に関する準備
まず願書についてですが、提出するにあたって知ってほしいことが2点あります。
- 願書提出前の心構え
- 願書提出時に絶対使うべき〈裏技〉
特に2の裏技に関しては絶対活用するべきだと思うのでしっかり読んでほしいです!
1. 願書出願前の心構え
堅苦しい書き方をしましたが、つまるところ
社会人入試の〈倍率〉を事前に把握して気合を入れましょう!ということです。
社会人入試の倍率ってどのくらいだと思いますか?
都道府県の人口や学校の人気にもよりますが、僕が受験した学校における社会人入試の倍率は、11倍でした。
具体的に言うと、受験者11名、合格者1名です。
僕のクラスには計5人の社会人がいますが、社会人入試で合格したのは僕だけで、他の社会人は社会人入試のあとに一般入試を受けなおして合格していました。
ちなみに他の学校では11倍どころでなく、鬼のように高い倍率のところもあるそうです。
つまり何が言いたいかと言うと、これから社会人入試に挑もうという方は、絶対に厳しい競争になるということを理解して臨む事が必要ということです。
「多分いけるでしょ~」くらいの気持ちだとかなり厳しいと思います。
「もうこれ以上出来ることはない!!」と思えるくらい気合を入れて準備しましょう!!
2. 願書提出時に絶対使うべき〈裏技〉
先ほども言いましたが、ここはめちゃめちゃ重要なポイントなので、しっかり読んで欲しいです!
結論から言うと、裏技とは、、、
『専願の学校でも関係なく併願で申し込みましょう』 です!!
社会人入試の募集要項を見てみると「専願のみ」で募集している学校が結構多いことに気付くと思います。
ただ、社会人の皆さんは今の生活を変えるために大きな決断をされて入試に挑まれているはずなので、万が一にも落ちるわけにはいきません。
じゃあどうするかですが、
専願校だろうと迷わず〈併願〉しましょう!
併願・専願の指定関係なく、併願しまくって物理的に確率を上げます!!!
「ルールは守らないとだめでしょ、、」という声が聞こえてきそうですが、安心してください。
ちゃんと『併願が実はルール違反ではない』という理由をお伝えしていきます。
併願がルール違反ではない理由
志望校を受験する場合、専願を謳っている学校では「合格したら必ず入学します」という旨の契約を学校を取り交わします。
これは契約なので、合格した場合は入学しなければなりません。
一部には合格後に入学を辞退する強者もいるようですが、契約書には「合格後は入学金を支払うこと」という内容が記載されているため、学校によっては「辞退するとしても合格した以上入学金は支払うべき」と主張する所もあるらしく、その場合トラブルに発展します。
確かに合格後に辞退してしまうと、合格者をもう一度発表しなおすことが必要になるため、学校に多大な迷惑をかけてしまいますよね。
じゃあ大人しく専願で出すしかないのかというと、そうではありません。
どうするかというと、
合格する前に辞退すれば良いんです。
合格発表前の辞退であれば契約にも反していませんし、合格者の再選考が必要な程度で、時間もそこまでかからないでしょう。
(普通に考えたら候補の生徒が何人かはいるはずですから)
じゃあ具体的にこの抜け道を利用する方法ですが、
合格発表日が異なる学校を受験しましょう。
そうすれば、仮に1校目が不合格でも2校目に受かっていればいいですし、1校目で合格できたのであれば2校目の発表前に辞退すれば問題ありません。
問題があるとすれば辞退の連絡がめちゃめちゃ緊張するくらいです 笑
そこは気合いで乗り越えましょう。。。
「金銭の都合をつけようとしたがどうしても難しくなった」とでも言っておけばまず大丈夫です。
これまでのお話は、僕が実際に使った手段です。
僕の場合は本命だった1校目に受かった時点で、「専願の指定」だった2校目を合格発表前に辞退しました。
専願の指定があったとしても、『合格後の辞退=契約違反』はしていないので、何のトラブルもありませんでしたね。
貴重な1年がかかった受験ですから、これくらいのことはリスクへッジと割り切る図々しさも必要かな、と思います!
具体的な受験対策
前置きが長くなりましたが、ここからが本題です。
これから社会人入試で必ず出題されるであろう小論文と面接の対策についてお話します。
小論文対策 独学なら参考書籍が必須
社会人入試の受験内容としてまず上がるのは小論文です。
僕の学校も当然小論文があったため独学で対策したわけですが、尋常じゃないくらい苦戦しました。
けれど周りに小論文対策の出来る知り合いはいませんし、仕事をしながら受験対策予備校に通うことも物理的に不可能でした。
社会人入試をされるほとんどの方が僕と同じ状況ではないかと思います。
ということで完全に独学だったわけですが、そんな中僕が活用したのはこちらの書籍です。
これは受験前、社会人入試の合格体験記を探し回っていた時、ある社会人看護学生さんがブログで紹介されていたものですが、実際に合格されている方のおすすめだったため、すぐに購入しました。
内容も非常にまとまっているので、身近に頼れる人がいない方にはぜひおすすめしたい一冊です。
ここで注意点がひとつ。
看護学校の小論文には2つの出題パターンがあります。
1.テーマ内で述べられている意見に対してYESかNOで答えるもの
2.「○○についてあなたが大切にしていることは何か」といった、YES・NOに分けて答えられないもの(もはや小論文ではないですがこういった出題パターンの学校も実際に存在します)
さきほど紹介したの書籍はパターン1の形式について詳しく書かれているので、受験予定の学校がパターン1の形式で出題される学校であればかなりオススメです。
逆にパターン2の形式に関しての対策は出来ないので注意してください。
どちらのパターンで出題されるかは学校によって異なるため、必ず受験校のパターンを把握してから対策を練りましょう!
多くの学校が前年度の過去問を公開しているので必ずチェックしましょう
面接対策 複数の学校を受験して共通して聞かれた内容
僕は2校を社会人入試で受験しましたが、まず共通して聞かれたのは
- 看護師の具体的な業務内容を知っていますか?
- トイレ介助などに対しての抵抗感はありませんか?
でした。
どちらも社会人入試に限らず推薦・一般でも聞かれそうな内容です。
1問目に関しては、どれだけ詳しく看護師について調べてきているのかを問うことで、受験者の意欲を量る意図があると思います。
看護師に関する知識、学校に関する知識、病院付属の学校であれば病院に関する知識などは問われて当然という意識で臨みましょう。
そしてもう1問、共通して聞かれたものがありました。
なぜ、看護師なんですか?
個人的にこれが最も重要な質問だと思います。
学校側は、「なぜ社会人のあなたが、今の生活を捨てて、世間体に逆らってまで看護師になりたいのか」を最も聞きたがっています。
この質問は、一番時間をかけて答えを探してください。
- なぜ他の業界じゃダメなのか
- なぜ医療業界の中でも『看護師』なのか
社会人の同級生たちに当時の受験について聞いてみると、
「なぜ看護師でなければいけないのか、他の仕事では駄目なのか」という風に迫られ、用意していた言葉だけでは足りずに狼狽えてしまったようです。
面接官にも、質問を重ねることで受験者の本音や対応力を見るという意図があったのかもしれませんが、いずれにせよ『社会人経験を経た上でなぜ看護師を目指し、そしてどうなりたいか』に関してはかなり深く突っ込まれると覚悟した上で準備してください。
ちなみに僕は面接対策として、あらゆる質問を収集して独り言のように家で練習していました。
ここでのポイントは、とにかく数を集めるということです。
初めて聞かれる質問というのはどうしても一瞬狼狽えてしまうものです。
しかし一度でも返答を考えたことのある質問であればたとえ完璧でなくとも、全くの初見よりは冷静に対応することができます。
ネットから集める、友達にわざと追い込むような質問をしてもらうなど、少しでも質問の漏れを無くしていくことが重要です。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
以上が、唯一社会人入試を突破できた僕が実際に行った受験対策になります。
重要ポイントをまとめると以下のようになります。
社会人から看護師を目指す皆さんは僕と同じように苦しんでいるはずなので、本当に報われてほしいです。
みんなで合格して、一緒に看護師を目指しましょう。
このブログが、看護師を目指す社会人の皆さんにとって少しでも助けになりますように。
ではこの辺で!